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シンポジウム・講座 平成22年度

開催日 タイトル テキスト
平成22年6月18日(金) クリーンテクノロジー講座:クリーンルームの計画手順と省エネ・環境評価
平成22年11月4日(木) シンポジウム:クリーンルームの省エネルギー技術の動向と実施例
平成23年2月25日(金) シンポジウム:バイオセーフティシステム


 クリーンテクノロジー講座:クリーンルームの計画手順と省エネ・環境評価

1.趣 旨
 クリーンルームで代表される建物空間の空気浄化技術は、半導体を中心とする精密機械産業を始めとして、医薬品、食品産業等の分野で不可欠な基盤技術の一つです。そこで要求させる技術として、アウトガス・静電気・微振動制御や省ネルギーが注目されています。更に、クリーンルームのISO基準作成も進められています。
 日本空気清浄協会では、クリーンルーム関連技術者を対象とした実務的な参考書として「クリーンルーム環境の計画と設計」改訂2版をオーム社より出版致しています。
 今回、執筆して頂いた先生方を中心に直接解説して頂く、講座を計画しました。クリーンルームとそれに準ずる清浄化施設の計画・設計、環境評価、省エネ技術の大要について、主に参考書に基づいて解説していただきます。さらに、ISO等の動きやクリーンルームとその周辺技術の最新情報を交えて講演して戴きます。奮ってご参加下さいますようご案内致します。

平成22年4月 
社団法人日本空気清浄協会
会長 横地 明
事業委員長 深尾 仁

2.日 時
平成22年6月18日(金)
受付:9時30分より  開講:10時

3.場 所
総評会館 402会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL 03-3253-1771
*アクセスマップについては、こちらをご参照ください。

4.主 催
(社) 日本空気清浄協会

5.参加費(税込)
会 員 非会員
26,250円 36,750円

一名につき テキスト代を含む。
*6月11日までにお振り込みください。

6.定 員 70名

7.申込方法
・申込書をお持ちの方
   必要事項ご記入後(社)日本空気清浄協会までFax(FAX 03-3665-5593)または郵送にてお送りください。
・申込書をお持ちでない方
   FAX  ≪ 右をクリックして立ち上がったページを印刷して内容ご記入の上お送りください。
   E-mail  ≪ 「講座申込」、氏名、会社名、所属、所在地、電話、FAX、申込種別(会員、非会員)をご記入ください。
   申込フォーム  ≪ 右をクリックして立ち上がったページに内容ご記入の上、送信ボタンを押してください。
・受付後、請求書を発行致します。
・ご入金は、銀行振込又は郵便振替にてお願いします。(当日支払も可)
・参加申込のキャンセルは、講座開催日前日までにご連絡ください。事前にご連絡なく無断欠席された場合は、テキスト送付に代えて参加費をいただきますので、どうぞご了承ください。

8.申込先
社団法人日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2丁目7−5 伊藤紅浜町ビル3階
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

9.プログラム(敬称略)
講師:藤井修二(東京工業大学) 時間:10:00〜11:00
【講演題目】 空気浄化システム
 1.空気清浄化システムの概要
 2.クリーンルームの性能評価
 3.汚染物質と諸問題
【内容】
 空気清浄化システムの概要として、クリーンルームの清浄度クラス、性能評価方法、汚染物質と諸問題等について、基本的な項目を紹介する。清浄度クラスについては、ISOによる分類方法に関する最新情報を、また汚染物質の諸問題については近年の研究動向を述べる。
講師:上野英二(樺ゥ日工業社) 時間:11:00〜12:00
【講演題目】 クリーンルームの設計手順
 1. クリーンルームの設計手順
 2. クリーンルームの設計計算例
【内容】
 実際にクリーンルームを設計する手順として、気流方式やゾーニングなどの選定の考え方を紹介する。設計計算例では、基本的なクリーンルームを例に挙げて、設計計算方法を紹介する。
昼 食 休 憩
講師:新保順一(三機工業梶j 時間:12:45〜13:45
【講演題目】 クリーンルームの設備
 1. 空気調和設備
 2. 防災・消火設備
 3. 電気設備
 4. ユーティリティ設備
【内容】
 ますます高い生産効率を求められている半導体やFPD(薄型パネルディスプレイ)などの最先端デバイス製造。そのクリーンルームの計画・設計する各アイテムを生産装置付帯設備を中心に、最近の動向、事例を交えて紹介する。「防災」の項ではBCM/BCP概念にも多少触れながら説明をする。
講師:若山恵英(大成建設梶j 時間:13:45〜14:30
【講演題目】 クリーンルームの環境評価
 1. 化学汚染物質
 2. 微振動
 3. 静電気
【内容】
 クリーンルーム内の化学汚染物質、微振動、静電気に関する性能評価方法に基本的な手法を紹介する。またクリーンルームでの測定事例の紹介と課題に関しても言及する。
講師:大下繁之(鞄月ナ) 時間:14:30〜15:30
【講演題目】 クリーンルームの省エネ計画
 1. はじめに
 2. 工場建設コンセプト
 3. 工場の概要
 4. 省エネルギーの計画
 5. 省エネルギーの検証
 6. 結果
 7. おわりに
【内容】
 半導体工場における省エネルギーの取り組みについて、東芝グループの四日市工場を例に取り上げて説明する。
 東芝グループの地球環境に対する方針から始め、工場の建設コンセプト及び概要、省エネ計画及び検証、そして結果について述べる。最後にそれらに基づいて、今後の更なる省エネルギーへの展望にも少し触れたい。
休 憩 10 分
講師:久禮得男(鞄立プラントテクノロジー) 時間:15:40〜16:20
【講演題目】 クリーンルームの実施例(ICR)
 1. 半導体量産工場の設計例
 2. 半導体研究・開発施設の設計例
 3. 半導体組立工場の設計例
 4. ハードディスク製造工場の設計例
 5. 液晶パネル製造工場の設計例
【内容】
 クリーンルームを必要とする産業分野は、半導体、HDD(ハードディスク)、FPD(フラットパネルディスプレイ)を始め、その関連材料、さらにはナノテクなどへ、ますます拡大している。ここでは半導体、液晶製造を中心に、ICR(インダストリアルクリーンルーム)の動向と設計例を述べる。
講師:中村 茂(清水建設梶j 時間:16:20〜17:00
【講演題目】 クリーンルームの実施例(BCR)
  1.交差汚染システム
  2.建築と設備の融合システム
  3.クリーンルームを支える構工法システム
  4.環境への配慮
 生産施設・研究施設の計画にクリーンルームの知識は不可欠となっている。クリーンルームの解説書は数多く出版されているが殆どは設備設計者を対象としており、設備の専門的な記述が多い。建築設計者の立場からクリーンルームを含む建築を計画する際に必要な事を事例を中心に紹介する。

このシンポジウムは、(社)空気調和・衛生工学会及び(社)建築設備技術者協会のCPDシステムのポイントの対象となります。



 シンポジウム:クリーンルームの省エネルギー技術の動向と実施例

1.趣 旨
 昨今、低炭素社会の実現に向けて、各産業界では積極的な省エネルギー対策が実施されています。当(社)日本空気清浄協会が係わります半導体や各種デバイスメーカー殿においても、工場全体やクリーンルームの省エネルギー化に取り組まれておられます。
 今回、半導体やデバイス製造のクリーンルームを対象とした省エネルギー技術の実際と課題についてシンポジウムを企画しました。
 その内容は、当協会のクリーンルーム省エネルギー委員会が作成しました半導体工場の消費エネルギーの簡易計算の手法についての説明と、SEMIジャパンにおける省エネワーキンググループの運営と取り組みについての紹介、デバイスメーカー殿が考える環境負荷低減に向けた課題、さらには、製造装置メーカー殿の省エネルギー技術および建築設備工事会社殿がクリーンルーム等で実際に行っている省エネルギー技術の説明を計画しました。特にメーカー殿からは、実際に省エネルギー計画と管理をされておられる方をお招きしました。貴重な情報が得られるものと期待しています。
 省エネルギーの計画技術から実施の内容、さらには新しい技術を一同に聞ける良い機会と思います。会員の方々、さらには広く工場やクリーンルームの省エネルギーに携わっておられる方々のご参加をお待ちしております。

平成22年9月 
社団法人日本空気清浄協会
会   長  山ア省二
事業委員  柳原 茂
        梶間智明

2.日 時
平成22年11月4日(木)
受付:9時30分より  開講:10時

3.場 所
総評会館 402会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL 03-3253-1771
*アクセスマップについては、こちらをご参照ください。

4.主 催
(社) 日本空気清浄協会

5.参加費(税込)
会 員 非会員
26,250円 36,750円

一名につき テキスト代を含む。
*10月28日までにお振り込みください。

6.定 員 70名

7.申込方法
・申込書をお持ちの方
   必要事項ご記入後(社)日本空気清浄協会までFax(FAX 03-3665-5593)または郵送にてお送りください。
・申込書をお持ちでない方
   FAX  ≪ 右をクリックして立ち上がったページを印刷して内容ご記入の上お送りください。
   E-mail  ≪ 「シンポジウム申込」、氏名、会社名、所属、所在地、電話、FAX、申込種別(会員、非会員)をご記入ください。
   申込フォーム  ≪ 右をクリックして立ち上がったページに内容ご記入の上、送信ボタンを押してください。
・受付後、請求書を発行致します。
・ご入金は、銀行振込又は郵便振替にてお願いします。(当日支払も可)
・参加申込のキャンセルは、シンポジウム開催日前日までにご連絡ください。事前にご連絡なく無断欠席された場合は、テキスト送付に代えて参加費をいただきますので、どうぞご了承ください。

8.申込先
社団法人日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2丁目7−5 伊藤紅浜町ビル3階
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

9.プログラム(敬称略)
講師:原田光朗(東京電力梶j 時間:10:00〜11:00
【講演題目】 JACAクリーンルーム省エネルギー委員会の活動概要 【内容】
 クリーンルーム省エネルギー委員会は、2001年1月に設置され2002年12月に終了し、2004年11月に第二フェーズをスタートし、現在も継続して活動している。
 本セミナーでは、当委員会の活動概要、エネルギー換算係数、半導体工場消費エネルギー簡易積算プログラムの活用例他、ならびに今後の活動予定についてご紹介する。
講師:加藤 豊(SEMIジャパン、潟eクノ菱和) 時間:11:00〜11:40
【講演題目】 SEMIジャパンにおける省エネワーキンググループの運営と取り組み 【内容】
 SEMIジャパンでは、2006年5月に、半導体産業の更なる省エネへの取り組みと、その標準化に向けてSEMIジャパン省エネワーキンググループがデバイスメーカ、装置メーカ、コンポーネントメーカ、ファシリティーメーカ4組織の方々の出席をいただき発足、昨年度は4組織の方々による省エネ座談会を開催し活動してまいりました。主な活動をご紹介いたします。
昼 食 休 憩
講師:見方裕一(鞄月ナ) 時間:12:30〜13:30
【講演題目】 半導体工場における地球温暖化対策 【内容】
 半導体工場の地球温暖化対策は、半導体製品のライフサイクルにおけるCO2排出の分析による位置づけと、個々の設備の省エネに加え、製造設備、建家・動力供給施設、製造プロセスのシステマティックな省エネが重要である。そのため強力な組織体制と「見える化」の確立が必要であり、相互的な関係を考えたトータルソリューションが重要である。
講師:大久保義典(高砂熱学工業梶j 時間:13:30〜14:30
【講演題目】 クリーンルーム省エネルギー技術の光と影
 1. 各種クリーンルーム省エネルギーシステムの解説
 2. 更なる省エネルギーへの対応
【内容】
 エネルギー消費の多いクリーンルーム工場では、様々な省エネルギー手法が導入され効果をあげている。しかしながら良いことばかりが強調されることが多く、それに起因する不具合まで言及されることがなかった。今後更なる省エネルギーを目指すためには、良いことがあれば、悪いことがあるという自然の摂理に沿った、調和のとれた手法により推進する必要がある。
休 憩 15 分
講師:松井英章(東京エレクトロン梶j 時間:14:45〜15:45
【講演題目】 製造装置の省エネルギー対策
 1. はじめに
 2. SEMI S23によるエネルギー削減
 3. 半導体製造装置における省エネルギー
 3-1. コータ・デベロッパにおける省エネルギー事例
 3-2. 縦型バッチ炉における省エネルギー事例
 3-3. 枚葉成膜装置における省エネルギー事例
 3-4. ドライエッチング装置における省エネルギー事例
 3-5. ウエット洗浄装置における省エネルギー事例
 3-6. プローバーにおける省エネルギー事例
 4. ライフサイクルアセスメント
 5. まとめ
【内容】
 近年、地球温暖化の問題が注目され、世界中の様々な企業において省エネルギーへの取組みがなされている。半導体産業は、その製造プロセスにおいて非常に大きなエネルギーを使用するため、半導体製造装置メーカー各社は、設備総合効率の向上による無駄なエネルギー使用量の削減などに取り組んでいる。その取り組みについて紹介する。
講師:北川幸則(大日本スクリーン製造梶j 時間:15:45〜16:45
【講演題目】 大日本スクリーン製造が取組むエネルギーマネジメント
 1. 大日本スクリーン製造の概要
 2. スクリーンのグリーンバリュー戦略
 3. エネルギーマネジメントの取組みとISO50001
 4. 今後の課題
【内容】
 当社の環境戦略「グリーンバリュー21」やエネルギーマネジメント活動を紹介する。特に、2010年7月16日に世界で初めて当社が取得したエネルギーマネジメント規格(ISO50001)の導入事例を中心に、過去の取組み事例を含めて紹介する。

このシンポジウムは、(社)空気調和・衛生工学会及び(社)建築設備技術者協会のCPDシステムのポイントの対象となります。



 シンポジウム:バイオセーフティシステム

1.趣 旨
 近年、私共の生活環境に大きな影響を与えている事象の中に、感染症に関する問題が数多く取上げられている。感染症に国境は無く、地球的規模の緊急課題としての対応が求められている。新興・再興感染症への対応を始め、病院内感染の新たな病原微生物の発生やインフルエンザの国際的感染は、広く経済社会にも影響を及ぼした。
 パンデミックの渦中での病態と制御の研究が実施されているが、建設計画から実施並びに保守・メンテナンスに従事されている方の感染症対策(バイオセーフティシステム)への知見はいまだ充分とは言えない状況と感じている。
 今回のシンポジウムは、関連分野の代表的6名の講師により、感染症対応に関する全般的な状況と関連技術の概要をご紹介頂く事とした。内容梗概としては、感染症に就いての全般概要と、その捉え方の常識・非常識を主なご説明に引続き医療現場での具体的対応や医科学研究に欠かせない動物実験施設で近年求められている施設設計の動向特に海外での各種基準やガイドラインの紹介、並びに感染症予防法に基づくBSL3施設設計と実際での研究者による標準操作手順との関連性と近年特にその対策が重要と成っている「バイオセキュリティ」とは何か、を承知して頂き、具体的なバイオセキュリティシステム対応の紹介を企画した。
 バイオセーフティシステムの関連分野の貴重な情報が得られるものと期待しています。
 会員諸氏のみならず、多くの方のご参加を宜しくお願い申し上げます。

平成23年1月 
社団法人日本空気清浄協会
会   長  山ア省二
事業委員  北林厚生

2.日 時
平成23年2月25日(金)
受付:9時30分より  開講:10時

3.場 所
総評会館 201会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL 03-3253-1771
*アクセスマップについては、こちらをご参照ください。

4.主 催
(社) 日本空気清浄協会

5.参加費(税込)
会 員 非会員
26,250円 36,750円

一名につき テキスト代を含む。
*2月18日までにお振り込みください。

6.定 員 90名

7.申込方法
・申込書をお持ちの方
   必要事項ご記入後(社)日本空気清浄協会までFax(FAX 03-3665-5593)または郵送にてお送りください。
・申込書をお持ちでない方
   FAX  ≪ 右をクリックして立ち上がったページを印刷して内容ご記入の上お送りください。
   E-mail  ≪ 「シンポジウム申込」、氏名、会社名、所属、所在地、電話、FAX、申込種別(会員、非会員)をご記入ください。
   申込フォーム  ≪ 右をクリックして立ち上がったページに内容ご記入の上、送信ボタンを押してください。
・受付後、請求書を発行致します。
・ご入金は、銀行振込又は郵便振替にてお願いします。(当日支払も可)
・参加申込のキャンセルは、シンポジウム開催日前日までにご連絡ください。事前にご連絡なく無断欠席された場合は、テキスト送付に代えて参加費をいただきますので、どうぞご了承ください。

8.申込先
社団法人日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2丁目7−5 伊藤紅浜町ビル3階
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

9.プログラム(敬称略)
講師:倉田 毅(富山県衛生研究所) 時間:10:00〜10:50
【講演題目】 感染症の捉え方―常識・非常識 【内容】
 この題目に最もふさわしい事例が2009年5月から急速に拡がったインフルエンザ(AH1N1)である。メディアも評論家も政治家もわが国がたちまち滅亡するかのように、90年前のスペイン風邪と比較して大騒ぎした。しかしわが国の24時間体制の医療は、世界で最低の重症者と死亡者数を結果した。それでも厚生労働省は評論家、メディア、政治家の袋叩きにあった。彼等は大きな数字に狂喜する故少数をもって不満であったのであろうか?
休 憩 10 分
講師:賀来満夫(東北大学) 時間:11:00〜11:50
【講演題目】 医療機関におけるバイオセーフティ対策―その現状と課題― 【内容】
 医療機関では、患者および医療従事者の両者共に感染を受けるリスクが高く、医療の質向上や医療安全の点からも、感染症対策は今や最重要課題となっている。ここでは、病棟や外来などの診療エリアと微生物検査室などの検査エリアといった、共に感染のハイリスクエリアとなる部署を抱える医療機関におけるバイオセーフティ対策の現状と課題について述べる。
昼 食 休 憩
講師:黒澤 努(大阪大学) 時間:13:00〜13:50
【講演題目】 実験動物施設のバイオセーフティー 国際的理解
 1. 実験動物施設
 2. バイオセーフティー
 3. 国際的ルールの改訂
【内容】
 実験動物施設のバイオセーフティーにかかわる問題は施設設計時に明確にしておく必要がある。空調計画の実施設計後の変更は困難である。実験動物は科学の目的で飼養されるものであるから、国際的な理解が必要となる。
 実験動物施設は最低ABSL2として設計され、国際ルールの改訂により労働安全衛生確保が課題となっている。
休 憩 10 分
講師:北林厚生(潟сVマ・エコ・システム) 時間:14:00〜14:50
【講演題目】 バイオセーフティシステム(BSL3)標準操作手順と施設概要
 1. 標準操作手順・作成の基本事項
 2. 手順書記載事項、3. BSL3使用条件
 4. 建築に関する事項、5. 空調・換気設備用件
 6. 給排水衛生設備要件、7. 廃棄物の処理
 8. 電気設備要件、9. 各種作業動線
【内容】
 バイオセーフティシステム(BSL3)を設計計画するにおいて、承知しなければ成らない事は、BSL3実験室での運用(使用方法)が大切な要件となる。
 各種動線は、封じ込めへの充分な対応が基本となる。微生物の取扱いと関連システムの操作手順を明確にし、設計計画(図書)に反映させ安全性の確保を図る事が肝要となる。本講座では以上の事項の概要を紹介する。
休 憩 10 分
講師:杉山和良(国立感染症研究所) 時間:15:00〜15:50
【講演題目】 バイオリスクマネジメント(管理)の考え方と実際 【内容】
 バイオテロの発生等により、バイオセキュリティのさらなる強化が重要な課題となった。バイオセーフティとバイオセキュリティを包括的に取り扱うバイオリスクマネジメント(管理)の考え方と実際、改正感染症法、バイオリスクマネジメント体制および病原体等の運搬等について紹介する。
休 憩 10 分
講師:本田俊哉(鞄立製作所) 時間:16:00〜16:50
【講演題目】 バイオセキュリティ施設におけるヒト及びモノに関するセキュリティの実際と入退室記録管理システム
 1. バイオセーフティ施設におけるトータルセキュリティの考え方
 2. ヒト及びモノに関するセキュリティ・管理
 3. ヒトの入退室記録に関する管理
【内容】
 バイオセーフティ施設におけるセキュリティは、施設内における病原微生物・感染動物の施設内からの拡散・逃亡防止は勿論のこと、外部からの侵入(バイオテロ等)などを防ぐことが一番の目的である。今回の講演では、ヒト及びモノに関するセキュリティについての解説と施設内への入退室管理記録のシステムについて解説する。

このシンポジウムは、(社)空気調和・衛生工学会及び(社)建築設備技術者協会のCPDシステムのポイントの対象となります。



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