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シンポジウム・講座 平成21年度

開催日 タイトル テキスト
平成21年6月12日(金) クリーンテクノロジー中級講座:クリーンルーム環境の計画と設計
平成21年11月20日(金) シンポジウム:クリーンルームの省エネルギー技術の動向と実施例
平成21年12月8日(火) シンポジウム:植物工場における環境制御技術とその事例 有 3,000円(税抜)


 クリーンテクノロジー中級講座:クリーンルーム環境の計画と設計

1.趣 旨
 クリーンルームを用いた空気浄化技術は、半導体を中心とする精密機械産業を始めとして、医薬品・食品産業等の分野で不可欠な基盤技術の一つとなっています。そこで要求させる技術として、アウトガス・静電気・微振動制御や省ネルギーが注目されています。更に、クリーンルームのISO基準作成も進められています。
 日本空気清浄協会では、クリーンルーム関連技術者を対象とした実務的な参考書として「クリーンルーム環境の計画と設計」改訂2版をオーム社より出版致しました。
 この機会に、執筆して頂いた先生方に直接解説して頂く、講座を計画しました。ISOやHACCP等の最新情報をまじえつつ、クリーンルームとそれに準ずる清浄化施設の計画・設計技術の大要について、参考書に基づいて解説されますが、その周辺状況や実態を交えて講演して戴きます。奮ってご参加下さいますようご案内致します。

平成21年4月 
社団法人日本空気清浄協会
会長 横地 明
事業委員長 深尾 仁

2.日 時
平成21年6月12日(金)
受付:9時30分より  開講:10時

3.場 所
学士会館 203号室
東京都千代田区神田錦町3-28
TEL 03-3292-5936
*アクセスマップについては、こちらをご参照ください。

4.主 催
(社) 日本空気清浄協会

5.参加費(税込)
会 員 非会員
28,350円 38,850円

一名につき テキスト代を含む。
*6月5日までにお振り込みください。

6.定 員 70名

7.申込方法
・申込書をお持ちの方
   必要事項ご記入後(社)日本空気清浄協会までFax(FAX 03-3665-5593)または郵送にてお送りください。
・申込書をお持ちでない方
   FAX  ≪ 右をクリックして立ち上がったページを印刷して内容ご記入の上お送りください。
   E-mail  ≪ 「講座申込」、氏名、会社名、所属、所在地、電話、FAX、申込種別(会員、非会員)をご記入ください。
   申込フォーム  ≪ 右をクリックして立ち上がったページに内容ご記入の上、送信ボタンを押してください。
・受付後、請求書を発行致します。
・ご入金は、銀行振込又は郵便振替にてお願いします。(当日支払も可)
・参加申込のキャンセルは、講座開催日前日までにご連絡ください。事前にご連絡なく無断欠席された場合は、テキスト送付に代えて参加費をいただきますので、どうぞご了承ください。

8.申込先
社団法人日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2丁目7−5 伊藤紅浜町ビル3階
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

9.プログラム(敬称略)
講師:並木則和(工学院大学) 座長:深尾 仁(大成建設)  時間:10:00〜10:50
【講演題目】 第1章 空気浄化システム
 1.空気清浄化システムの概要
 2.クリーンルームの性能評価
 3.汚染物質と諸問題
【内容】
 空気清浄化システムの概要として、クリーンルームの清浄度クラス、性能評価方法、汚染物質と諸問題等について、基本的な項目を紹介する。清浄度クラスについては、ISOによる分類方法に関する最新情報を、また汚染物質の諸問題については近年の研究動向を述べる。
講師:平田順太(鞄立プラントテクノロジー) 座長:並木則和(工学院大学)  時間:10:50〜12:00
【講演題目】 第2章 クリーンルームの計画
 1.クリーンルームの基本的要求性能
 2.計画の目的と目標
 3.基本計画
  (1)断面・平面計画
  (2)空調除じん設備計画
  (3)ユーティリティ計画
 4.バイオロジカルクリーンルーム
 5.関連法規一覧
【内容】
 クリーンルームを計画するにあたっての、要求される性能や断面・平面計画及び空調除じん・ユーティリティの基本計画について紹介する。ケミカル汚染対策、ユーティリティ、搬送、局所化などクリーンルーム関連の設備などについてもふれ、半導体・電子関連のICRを主としたクリーンルームの計画にあたっての基本概要について述べる。さらにBCRについても言及する。
昼 食 休 憩
講師:上野英二(樺ゥ日工業社) 座長:平田順太(鞄立プラントテクノロジー)  時間:13:00〜14:20
【講演題目】 第3章 クリーンルームの設計
 1. クリーンルームの設計手順
 2. クリーンルームの設計計算例
【内容】
 実際にクリーンルームを設計する手順として、気流方式やゾーニングなどの選定の考え方を紹介する。設計計算例では、基本的なクリーンルームを例に挙げて、設計計算方法を紹介する。
休 憩 10 分
講師:長谷川 勉、鈴木康司(三機工業梶j 座長:上野英二(樺ゥ日工業社)  時間:14:30〜15:40
【講演題目】 第4章 クリーンルームの設備
 1. 空気調和設備
 2. 防災・消火設備
 3. 電気設備
 4. ユーティリティ設備
【内容】
 半導体及び液晶製造工場などのクリーンルーム環境を構築するにあたり、生産装置を取り巻く付帯設備を中心に、最近の動向と関連する事例を紹介する。また、「防災」という項目の中に、BCM/BCPの概念に多少触れてみようと考えている。(長谷川)
 第5章 クリーンルームの環境測定  クリーンルームを施工した後に性能に係る項目について測定を行うが、その具体的な測定方法の例について解説する。また近年問題となる化学汚染物質の測定方法についても述べる。(鈴木)
講師:久禮得男(鞄立プラントテクノロジー)
    中村 茂(清水建設梶j
座長:長谷川 勉(三機工業梶j  時間:15:40〜16:50
【講演題目】 第6章 クリーンルームの設計例
 1. 半導体量産工場の設計例
 2. 半導体研究・開発施設の設計例
 3. 半導体組立工場の設計例
 4. ハードディスク製造工場の設計例
 5. 液晶パネル製造工場の設計例
【内容】
 クリーンルームを必要とする産業分野は、半導体、HDD(ハードディスク)、FPD(フラットパネルディスプレイ)を始め、その関連材料、さらにはナノテクなどへ、ますます拡大している。ここでは半導体、液晶製造を中心に、ICR(インダストリアルクリーンルーム)の動向と設計例を述べる。(久禮)
 6. 医薬品製造施設、食品加工施設、医薬品研究施設における計画上の留意点
  (1)交差汚染システム
  (2)建築と設備の融合システム
  (3)クリーンルームを支える構工法システム
  (4)環境への配慮
 生産施設・研究施設の計画にクリーンルームの知識は不可欠となっている。クリーンルームの解説書は数多く出版されているが殆どは設備設計者を対象としており、設備の専門的な記述が多い。建築設計者の立場からクリーンルームを含む建築を計画する際に必要な事を事例を中心に紹介する。(中村)

このシンポジウムは、(社)空気調和・衛生工学会及び(社)建築設備技術者協会のCPDシステムのポイントの対象となります。



 シンポジウム:クリーンルームの省エネルギー技術の動向と実施例

1.趣 旨
 昨今の低炭素社会を背景として、各産業界では積極的な省エネルギー対策を実施しています。当(社)日本空気清浄協会が係わります半導体や各種デバイスメーカー殿においても、工場全体やクリーンルームの省エネルギー化に取り組まれておられます。
 今回、半導体やデバイス製造のクリーンルームを対象とした省エネルギー技術の実態についてシンポジウムを企画しました。
 その内容は、当協会のクリーンルーム省エネルギー委員会が作成しました半導体工場の消費エネルギーの簡易計算の手法についての説明と、デバイスメーカー殿で実施されている省エネルギー技術の紹介、さらには、製造装置メーカーの省エネルギー技術および建築設備工事会社殿がクリーンルーム等で実際に行っている省エネルギー技術の説明を計画しました。特にメーカー殿からは、実際に省エネルギー計画と管理をされておられる方をお招きしました。貴重な情報が得られるものと期待しています。
 省エネルギーの計画技術から実施の内容、さらには新しい技術を一同に聞ける良い機会と思います。会員の方々、さらには広く工場やクリーンルームの省エネルギーに携わっておられる方々のご参加をお待ちしております。

平成21年9月 
社団法人日本空気清浄協会
会     長 横地 明
事業委員長 深尾 仁

2.日 時
平成21年11月20日(金)
受付:9時30分より  開講:10時

3.場 所
大阪市中央公会堂 大会議室
大阪市北区中之島1-1-27
TEL 06-6208-2002・9159
*地図はこちらをご参照ください。

4.主 催
(社) 日本空気清浄協会

5.参加費
会 員 非会員
26,250円
内消費税1,250円
36,750円
内消費税1,750円
一名につき テキスト代を含む。
*11月13日までにお振り込みください。

6.定 員 70名

7.申込方法
・申込書をお持ちの方
   必要事項ご記入後(社)日本空気清浄協会までFax(FAX 03-3665-5593)または郵送にてお送りください。
・申込書をお持ちでない方
   FAX  ≪ 右をクリックして立ち上がったページを印刷して内容ご記入の上お送りください。
   E-mail  ≪ 「省エネシンポジウム申込」、氏名、会社名、所属、所在地、電話、FAX、申込種別(会員、非会員)をご記入ください。
   申込フォーム  ≪ 右をクリックして立ち上がったページに内容ご記入の上、送信ボタンを押してください。
・受付後、請求書を発行致します。
・ご入金は、銀行振込又は郵便振替にてお願いします。
・参加申込のキャンセルは、シンポジウム開催日前日までにご連絡ください。事前にご連絡なく無断欠席された場合は、テキスト送付に代えて参加費をいただきますので、どうぞご了承ください。

8.申込先
社団法人日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2丁目7-5 伊藤紅浜町ビル3階
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

9.プログラム(敬称略)
    
開会挨拶 深尾 仁(大成建設(株))  時間:10:00
講師:原田光朗(東京電力(株))、鈴木宏和((株)熊谷組)、高比良 満(ダイダン(株))、福井博俊(三機工業(株)) 時間:10:00〜11:45
【講演題目】 JACA((社)日本空気清浄協会) CR省エネルギー委員会の活動
 (1)活動報告
 (2)「エネルギー換算係数」について
 (3)「半導体工場ユーティリティー簡易計算(改訂版)」について
【内容】
 (1)JEITA((社)電子情報技術産業協会)・SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)との半導体工場クリーンルーム省エネルギー協働活動の内容及び今後の活動予定を紹介する。
 (2)クリーンルームのエネルギー換算係数は、初回発行より8年が経過している。この間、200mmウェーハから300mmウェーハへの移行、局所クリーン化の導入、ファシリティーシステムの進化に伴う純水製造やポンプの性能向上が図られた。これらの背景のもと、当協会では換算係数の見直しを行い、2007年7月にエネルギー換算係数を改定した。本報告では、エネルギー換算係数の基本的な考え方、ならびに改定内容を紹介する。
 (3)半導体工場の年間消費エネルギーを簡易積算するExcelプログラムの改訂内容(換算係数変更、気象データ更新、フリークーリング機能追加など)とモデル工場での比較計算事例(ユーティリティ使用条件による相違)を紹介する。
昼 食 休 憩
講師:大下繁之((株)東芝) 時間:12:45〜13:45
【講演題目】 半導体工場における省エネルギー事例
 1. はじめに
 2. 工場建設コンセプト
 3. 工場の概要
 4. 省エネルギーの計画
 5. 省エネルギーの検証
 6. 結果
 7. おわりに
【内容】
 半導体工場における省エネルギーの取り組みについて、東芝グループの四日市工場を例に取り上げて説明する。
 東芝グループの地球環境に対する方針から始め、工場の建設コンセプトおよび概要、省エネ計画及び検証、そして結果について述べる。最後にそれらに基づいて、今後の更なる省エネルギーへの展望にも少し触れたい。
講師:桑原康浩(エム・ティー・ディー(株)(元ソニー(株))) 時間:13:45〜14:45
【講演題目】 低炭素化社会における工場熱源システムのあり方とその性能
【内容】
 2020年に温室効果ガス25%削減の国際的な約束の下、国内工場の省エネルギーは低炭素化指向を強く求められることは疑いがないであろう。排熱を利用した高効率熱源システムの性能がどの程度まで低炭素化が進んでいるかを紹介するとともに、性能低下に対する検証方法等について検討内容を紹介する。
休 憩 15 分
講師:守屋 剛(東京エレクトロン(株)) 時間:15:00〜16:00
【講演題目】 製造装置の省エネルギー対策
 1. 省エネの動向
 2. 半導体製造装置の省エネ
 3. 省エネによるパーティクル発生と対策
【内容】
 半導体製造装置の消費するエネルギーを削減する取組みが検討されている。断熱によるヒーター消費電力の削減や非使用時のヒーターやチラーの電源遮断などがおこなわれつつあり、製造装置の消費エネルギー削減が進んでいる。しかし、パーティクルの観点からは、注意が必要である。講演では、省エネの事例とそれによるパーティクル発生と対策の事例などを紹介する。
講師:大久保義典(高砂熱学工業(株)) 時間:16:00〜17:00
【講演題目】 クリーンルーム省エネルギー技術の光と影
 1. 各種クリーンルーム省エネルギーシステムの解説
 2. 更なる省エネルギーへの対応
 
【内容】
 エネルギー消費の多いクリーンルーム工場では、様々な省エネルギー手法が導入され効果をあげている。しかしながら良いことばかりが強調されることが多く、それに起因する不具合まで言及されることがなかった。今後更なる省エネルギーを目指すためには、自然の摂理に沿った調和のとれた手法により推進する必要がある。
閉会挨拶 協会事務局  時間:17:00

このシンポジウムは、空気調和・衛生工学会及び(社)建築設備技術者協会のCPDシステムのポイントの対象となります。



 シンポジウム:植物工場における環境制御技術とその事例

1.趣 旨
 我が国では、天候に左右されずに無農薬栽培ができる人工光型植物工場や、ビルの地下などで栽培する都市型農園がマスコミに取りあげられる機会が多くなりました。経済産業省が昨年改訂した「新経済成長戦略(2008)」の中では、植物工場の普及・拡大が重視されています。今年4月には、経産省と農水省が連携した「植物工場ワーキンググループ(座長:東京農業大学高辻教授)」から、植物工場の普及・拡大に向けた支援策などについての報告書が公表され、これに基づく各種の事業が今年度から開始されたところです。
 太陽光と補光用ランプを使う「太陽光利用型植物工場」では、工場内の温湿度やガス濃度、培養液などの環境について、ある一定レベルの制御が行われてきました。人工光のみを使う「完全制御型植物工場」では、空気環境と地下部環境、場合によっては生物粒子や粒子、圧力などについて、太陽光利用型よりも高度な制御が必要になります。このような植物工場の環境制御技術は、当協会員が関連する技術や研究分野と共通するところが数多く見受けられます。
 本シンポジウムでは、協会誌(今年5月発行)の特集で取りあげた「完全制御型植物工場」に加えて、「太陽光利用型植物工場」も解説していただくことにしました。会員の方々、さらには我が国の食料問題や植物工場に興味をお持ちの方々のご参加をお待ちしております。

平成21年11月 
社団法人日本空気清浄協会
会     長 横地 明
事業委員長 深尾 仁

2.日 時
平成21年12月8日(火)
受付:9時30分より  開講:10時

3.場 所
総評会館 402会議室
東京都千代田区神田駿河台3-2-11
TEL 03-3253-1771
*地図はこちらをご参照ください。

4.主 催
(社) 日本空気清浄協会

5.参加費
会 員 非会員
26,250円
内消費税1,250円
36,750円
内消費税1,750円
一名につき テキスト代を含む。
*12月1日までにお振り込みください。

6.定 員 70名

7.申込方法
・申込書をお持ちの方
   必要事項ご記入後(社)日本空気清浄協会までFax(FAX 03-3665-5593)または郵送にてお送りください。
・申込書をお持ちでない方
   FAX  ≪ 右をクリックして立ち上がったページを印刷して内容ご記入の上お送りください。
   E-mail  ≪ 「植物工場シンポジウム申込」、氏名、会社名、所属、所在地、電話、FAX、申込種別(会員、非会員)をご記入ください。
   申込フォーム  ≪ 右をクリックして立ち上がったページに内容ご記入の上、送信ボタンを押してください。
・受付後、請求書を発行致します。
・ご入金は、銀行振込又は郵便振替にてお願いします。
・参加申込のキャンセルは、シンポジウム開催日前日までにご連絡ください。事前にご連絡なく無断欠席された場合は、テキスト送付に代えて参加費をいただきますので、どうぞご了承ください。

8.申込先
社団法人日本空気清浄協会
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2丁目7-5 伊藤紅浜町ビル3階
TEL 03-3665-5591  FAX 03-3665-5593
E-mail jaca@jaca-1963.or.jp

9.プログラム(敬称略)
    
開会挨拶 深尾 仁(大成建設(株))  時間:10:00
講師:後藤英司(千葉大学) 座長:磯野一智(樺ゥ日工業社)  時間:10:00〜11:00
【講演題目】 植物工場の概要と動向 【内容】
 植物工場は、気象の影響を受けずに周年的に野菜・花き等を計画生産するシステムである。太陽光利用型では果菜類、葉菜類および花き、人工光利用型では葉菜類で商業生産が行われている。経済産業省・農林水産省は、植物工場の普及を目指して、今年度から補助事業・支援事業を開始した。本講演では、太陽光利用型と人工光利用型の特徴をハードウエアとソフトウエアの面から紹介し、開発動向および将来展望について解説する。
講師:田澤信二(岩崎電気梶j 座長:磯野一智(樺ゥ日工業社)  時間:11:00〜11:50
【講演題目】 光環境の制御
 1.人工光源と植物育成
 2.植物育成への応用
【内容】
 完全制御型植物工場における植物生産の重要要因として光環境の制御がある。
 光環境の制御で基本的に重要とされるのは、照射光源の有す光質バランスと照明機器よりの光強度、照射時間である。ここでは植物育成と人工光源(蛍光ランプ、高圧ナトリウムランプ、メタルハライドランプ 、LEDなど)の特性・使用方法などを紹介する。
昼 食 休 憩
講師:中島啓之(樺ゥ日工業社) 座長:磯野一智(樺ゥ日工業社)  時間:12:50〜13:30
【講演題目】 空気環境の制御
 植物工場の空調で挙げられる一般的な制御項目について
【内容】
 植物工場は、光、温度や湿度、炭酸ガス濃度、風速などの空気環境(地上部環境)や、土などの培地や水耕栽培用培養液の温度や肥料濃度(地下部環境)を栽培対象植物にとって最適に制御することで、安定的かつ計画的に植物生産することができる。ここでは、植物工場(完全制御型を中心に)における空気環境の制御技術について解説する。
講師:中原光久(九州電力梶j 座長:磯野一智(樺ゥ日工業社)  時間:13:30〜14:30
【講演題目】 養液栽培及び植物工場関連技術の開発について
 1.施設園芸と養液栽培の現状及び取組み状況について
 2.植物工場に関する研究開発の取組みについて
 3.植物の栽培生育環境制御について
【内容】
 農業就業人口の減少や高齢化する中、農業生産法人や企業等々が農業生産や加工・流通分野への参入が数多く見られている。そのような状況の中、植物工場に関するワーキングが設置され、今後、農商工連携による技術開発等で大きな進展が期待できるものと思われる。そのため、近話題になっている植物工場での一つのキー要素として、養液栽培技術が挙げられる。これまでの九州電力での養液栽培関連の試験研究の成果概要と、1988年から実施してきた植物工場関連設備及び栽培管理技術等について紹介する。
休 憩 10 分
講師:山中宏夫(大成建設梶j 座長:磯野一智(樺ゥ日工業社)  時間:14:40〜15:10
【講演題目】 太陽光利用型植物工場の事例 【内容】
 植物工場に関する大成建設の取組経緯と実例紹介、現在展開しているサービス内容についてご紹介いたします。
講師:大山敏雄(竃菜工房) 座長:磯野一智(樺ゥ日工業社)  時間:15:10〜16:00
【講演題目】 完全制御型植物工場の事例   【内容】
 完全制御型植物工場の一形態として、人工光に白色蛍光灯を採用し、さらに多段式噴霧水耕方式である。栽培品目はレタス類であり、無農薬、洗わずに食べられる、低細菌数、低硝酸塩濃度(エグ味が少ない)等の特長を持つ野菜を生産している。株式会社野菜工房の事例を紹介する。
閉会挨拶 協会事務局  時間:16:00

このシンポジウムは、空気調和・衛生工学会及び(社)建築設備技術者協会のCPDシステムのポイントの対象となります。


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