270回 平成25年4月3日(水)14:30〜16:00 連合会館 502会議室 |
【講師】竹下健二 氏(東京工業大学) 【テーマ】福島第一原子力発電所事故で環境中に放出された放射性物質の除染技術 【内容】 原発事故の経緯、それに伴う放射性物質による生活環境の汚染状況について報告し、平成23年度環境省除染技術実証事業の評価結果に基づいて、分級、研磨、洗浄などの機械的分離技術、昇華、化学洗浄、水熱分解などの化学的処理技術及び環境中の放射性物質の回収に多用される凝集沈殿などの水処理技術の開発現状を紹介する。 |
271回 平成25年6月5日(水)14:30〜16:00 連合会館 502会議室 |
【講師】兼保直樹 氏((独)産業技術総合研究所) 【テーマ】九州北部地域でのPM2.5の特徴と長距離輸送について 〜汚染の実態と環境基準適否への影響は?〜 【内容】 今年に入ってから、にわかに大陸から長距離輸送により運ばれるPM2.5について騒ぎとなっているが、我々の研究グループでは、わが国に流入する直前と直後のPM2.5汚染物質の全体像を明らかにし、同時に疫学研究に提供可能なデータを整備するため、約4年にわたる研究を行った。特に、九州北部における濃度変動の要因やパターンの解析、PM2.5組成の特徴、粒子状有機物(主にPAH)、重金属類などの特徴等の結果を紹介する。 |
272回 平成25年7月3日(水)14:30〜16:00 連合会館 502会議室 |
【講師】室井利夫 氏、成相英明 氏(赤門ウイレックス梶j 【テーマ】食品工場でのカビ対策 〜どうすれば環境中のカビの検出を抑えられるか〜 【内容】 建築設備や清掃・洗浄・殺菌が適正であれば、食品工場でのカビの問題は起こりにくいが、決してそのような工場ばかりではない。今回の講演では、空調・給排気設備の適正化や結露対策、サニテーション見直しなど、とくに食品工場で起こりやすいカビの問題点とその対策について、事例をもとに紹介する。 |
273回 平成25年8月7日(水)14:30〜16:00 連合会館 502会議室 |
【講師】川上裕司 氏(潟Gフシージー総合研究所) 【テーマ】室内浮遊カビとマイコトキシン産生能 〜室内空気質に対するカビ毒の影響〜 【内容】 演者は、住宅をはじめとする室内環境中の浮遊カビについて長年研究しています。浮遊カビは人が吸入することによりアレルギー疾患を引き起こすことが知られていますが、中でもアスペルギルス属に重要種が多く含まれます。Aspergillus ochraceusとA.fumigatusを中心に、これらにカビが産生するマイコトキシン(カビ毒)について解説します。 |
274回 平成25年9月5日(木)14:30〜16:00 連合会館 502会議室 |
【講師】森 由紀夫 氏(潟Wャパン・ティッシュ・エンジニアリング) 【テーマ】再生医療の産業化 〜培養製品の生産と施設の要求事項〜 【内容】 当社は日本で最初に再生医療技術の薬事承認、保険収載、製造販売を経験してきた。その経緯、解決した課題等について概説したい。また、患者様の細胞を個別に培養する施設については、従来の医薬品や医療機器とは異なる案件が必要であり、事例として弊社の生産施設を紹介するとともに、現状抱えている課題を提示し、貴協会の関連各社様含めオールジャパンでの連携、協力を要請したい。 |
275回 平成25年10月2日(水)14:30〜16:00 連合会館 502会議室 |
【講師】諸井澄人 氏((公社)におい・かおり環境協会) 【テーマ】臭気の評価方法と臭気対策事例 〜業種による臭気対策事例の紹介と最近の臭気に関するトピックス〜 【内容】 臭気の評価方法については、いくつかの方法があります。臭気の特性を通じて臭気の評価方法をご紹介させていただきます。 また、合わせて評価方法を含めて対策事例等もご紹介させていただきます。 |
276回 平成25年11月6日(水)14:30〜16:00 連合会館 502会議室 |
【講師】齋藤 潔 氏(早稲田大学) 【テーマ】デシカント空調システムの開発動向と高効率化・適用のポイント及び性能・コスト評価 〜HOW-TO デシカント空調システム〜 【内容】 近年多くのデシカント材、吸収剤が開発され、デシカント空調システムが発展してきたが、その動作原理の理解が非常に難しく、JIS等の規格もないため、何がよいものなのかが不明確であり、誤認識がはびこっている。早稲田大学は、国内で入手可能なほぼすべてのデシカントローターをテストした実績があり、国内では、本格的に液式のデシカントの研究を行っている唯一の機関である。これらの実績をもとにデシカント空調システムの基本原理から、今後の可能性まで含めて詳細な解説をする。 |
277回 平成25年12月11日(水)14:30〜16:00 連合会館 201会議室 |
【講師】高橋俊行 氏(田辺三菱製薬工場梶j 【テーマ】医薬品製造所の防虫・防鼠管理について 〜GMPに対応した管理の実際〜 【内容】 医薬品製造所ではGMP(医薬品の製造管理及び品質管理規則)に則って安定した品質の医薬品製造を行っております。その中で衛生管理は重要で、昆虫類を衛生管理の指標としてとらえ、適切な防虫管理を行うためのモニタリング、管理基準、防除の方法等について紹介致します。 |
278回 平成25年2月6日(木)14:30〜16:00 連合会館 502会議室 |
【講師】丸尾 達 氏(千葉大学) 【テーマ】人工光型植物工場システムにおけるコスト縮減と高付加価値生産 〜事業性の高い植物工場の実現に向けて〜 【内容】 人工光型植物工場は、設置場所にかかわらず、野菜を安定的に供給することが可能であるが、完全に閉鎖した空間で、人工光光源で栽培する必要があるため、施設償却費や電力コストなど生産コストがかさむのが課題である。本講演では、人工光型植物工場の特性や、各種コストの縮減法、さらには、高コストに見合う高付加価値生産の可能性等について概説する。 |
279回 平成26年3月6日(木)14:30〜16:00 連合会館 402会議室 |
【講師】佐藤克己 氏(高砂熱学工業梶j 【テーマ】二酸化塩素ガス殺菌消毒技術 〜二酸化塩素ガス除染の特長、効果と安全性について〜 【内容】 発がん性が指摘されているホルマリンガス殺菌消毒の代替技術として、二酸化塩素ガス殺菌消毒システムを開発した。二酸化塩素ガスによる殺菌消毒の特長とバイオロジカルインジケータを用いた殺菌効果の評価結果を、適用事例を用いて紹介する。平均濃度300ppm以上、3時間の処理で、指標菌として用いた芽胞形成菌100万個以上を不活化する技術である。 |
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