240回 平成22年4月14日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】津金 賢 氏(鞄立製作所) 【テーマ】半導体プロセスにおける汚染とその洗浄技術 〜最先端デバイス製造環境における汚染防止レベルは今後どこまで要求されるのか? その手段は?〜 【内容】 半導体製造プロセスにおけるクリーン度への要求は微細化や新規材料の導入とともに厳しさを増している。この状況をITRS(International Technology Roadmap for Semiconductor)の要求値とその背景を参考にしながらまとめる。また、それを実現させるために、ベースとなるRCA洗浄技術のメカニズムを踏まえつつ最適な洗浄プロセス技術を考える。さらに、新規プロセス対応の洗浄技術として、Cu配線プロセスの洗浄技術等を簡単に紹介する。 |
241回 平成22年6月2日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】狩野文雄 氏(東京都健康安全研究センター) 【テーマ】各種環境におけるバイオエアロゾルモニタリング 〜バイオエアロゾルの影響と対応処理について〜 【内容】 感染症を起こす病原菌が医療技術の進歩によって抑圧されつつある一方、身近な環境微生物による日和見感染、真菌症やアレルギー、微生物臭などのいわゆる微生物危害が増加している。なかでも、環境細菌は、人体に対してさまざまな影響を及ぼすが、かびや酵母などの環境真菌は、自然環境に由来し、室内環境に侵入し定着して、さまざまな微生物危害を起こす。そうした微生物の測定と評価により、微生物負荷(バイオバーデン)を予知的に把握し、除菌・抗菌・静菌などの適正処理を行うことが必要である。そのための微生物モニタリングとしてのバイオエアロゾルの計測に必要な測定機材と測定手技、さらに微生物の同定手法、抗菌対策について最新の遺伝子検出法を含めて紹介したい。 |
242回 平成22年7月7日(水)14:30〜16:00 総評会館 402会議室 |
【講師】藁谷至誠 氏(劾TTファシリティーズ) 【テーマ】データセンターにおける空調システム 〜高い信頼性と省電力化の両立に向けた取り組み〜 【内容】 情報通信サービスの高度化に伴い、データセンターでは非常に高度なファシリティの設計、運用管理が求められるようになってきている。特に、ICT装置の安定した動作を確保するための空調システムには、大容量の熱処理、高い信頼性と同時に、環境に配慮した省電力化が求められている。年間冷房、大風量、信頼性の確保といったデータセンター空調システムの特徴について概説するとともに、省電力化に向けた技術を紹介する。 |
243回 平成22年8月4日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】大塚研一 氏(JFEテクノリサーチ梶j 【テーマ】ナノ粒子の安全性と曝露防止対策 〜ナノ粒子は、アスベストのように、危険な物質か、また取扱上の注意点、除去・測定技術は〜 【内容】 日本発のナノマテリアルであるカーボンナノチューブは、特異な性質を有する極めて有望な素材であるが、一部の毒性実験の結果が、アスベストに類似しているため、その利用が危ぶまれている。このカーボンナノチューブと大量に使用されているナノ酸化チタンについて、いくつかの有害性実験の結果を紹介し、あわせて、提案されている作業環境における許容曝露濃度の目安値を示す。さらに、ナノ粒子を扱う作業環境の測定方法、暴露低減対策について述べる。 次に、ナノマテリアルを取り扱っている作業現場での環境測定の例、曝露防止対策について、その基本的な考え方、ベストプラクティス、保護具について解説する。 |
244回 平成22年9月15日(水)14:30〜16:00 総評会館 402会議室 |
【講師】原田光朗 氏(東京電力梶j 【テーマ】ヒートポンプ活用による半導体工場・冷温熱源設備の省エネルギー対策事例 〜半導体工場・省エネルギー技術の他産業への活用へ〜 【内容】 半導体工場の特徴は、24時間連続操業、室内冷却負荷が大、取入れ外気量も大、であり、エネルギー多消費型の工場である。その為、CO2排出量も多く、各種のCO2削減対策・省エネルギー対策が実施されてきた。今回のセミナーでは、近年その性能が飛躍的に向上しているターボ冷凍機を活用した各種省エネルギー対策事例の紹介を行い、併せてそのCO2削減効果についても説明する。 |
245回 平成22年10月13日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】村上栄造 氏(樺ゥ日工業社) 【テーマ】臭気対策の現状と今後取り組むべき課題 〜悪臭規制の概要から脱臭技術選定の要点まで〜 【内容】 我々を取り巻く環境(居住域、作業域)には様々な悪臭が存在します。対策として、希釈、中和・芳香、吸着、吸収、酸化(燃焼、オゾン、プラズマ、光触媒)などの技術を単独または組み合わせて対応しますが、脱臭技術の特徴や能力を考慮せずに選定すると期待する効果が得られないことがあります。本講では、室内外の悪臭関連法規と臭気計測技術、脱臭技術選定の留意点を解説しながら、臭気対策の考え方や今後の研究課題を紹介します。 |
246回 平成22年11月10日(水)14:30〜16:30 総評会館 502会議室 |
【講師】大垣 豊 氏(日本バイリーン梶j 瀧澤清一 氏(日本ケンブリッジフィルター梶j 【テーマ】エアフィルタ規格動向/一般換気用エアフィルタ(大垣氏) HEPA、ULPAフィルタ試験方法の国際規格の動向(瀧澤氏) 【内容】 一般換気用エアフィルタに関する試験規格の動向に関して紹介する。欧米規格(ASHRAE52.2, EN779)の概要、国際規格ISO/TC142/WG3の活動経緯、今後の展望を解説する。また、JISB9908改正の概要について報告する。ラウンドロビンテストによる実測データを交えながら紹介する。(大垣氏) ISO/TC142/WG4で策定が進められているHEPA、ULPAをはじめとする高効率エアフィルタの試験方法の規格は、昨年11月にDISが発行され、本年4月の投票において反対票を投じる国が無い形で承認された。本年11月に発行されるであろうFDISの内容について報告する。(瀧澤氏) |
247回 平成22年12月15日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】高砂裕之 氏、藤田尚也 氏(鹿島建設) 【テーマ】高付加価値物質生産のための閉鎖型遺伝子組み換え植物工場 【内容】 ワクチンや抗体、機能性物質など生産を目的とした遺伝子組換え植物の開発が国内外で進められている。このような遺伝子組換え植物の生産システムとして、クリーンで安定的な環境を構築することが可能な閉鎖型植物工場が注目されている。本講演では、経済産業省が進めているプロジェクトと研究開発例について紹介する。(高砂氏) 本講演では、医薬品生産のための植物工場としては世界初の施設である産業技術総合研究「密閉型組換え植物工場」について概要と特徴を紹介する。(藤田氏) |
248回 平成23年2月2日(水)14:30〜16:00 総評会館 205会議室 |
【講師】宮田弘樹 氏(樺|中工務店) 【テーマ】建築から見た防虫対策 〜医薬品・食品製造施設における、IPMを用いた防虫対策方法と実例〜 【内容】 製品への異物混入が重大な問題となる食品・医薬品などの製造施設において、防虫対策は最も重要な品質管理施策の1つです。本講演では、施設内でみられる昆虫の発生源や侵入経路などとともに、IPMと呼ばれる生物防除の概念に準じた建築的な防虫対策について説明したいと思います。 |
249回 平成23年3月2日(水)14:30〜16:00 総評会館 404会議室 |
【講師】田中信平 氏(椛蜍C社) 【テーマ】VOC排気処理装置の選択方法と各処理装置の特徴の紹介 〜大気汚染のキーワードになっているVOCにとって、排気処理装置は非常に重要な機器となる。〜 【内容】 生産ラインからのVOC排気ガスは、風量や温度湿度、溶剤の種類や濃度など、いろいろな排気条件があるため、その排気に適した排気処理装置を選択する必要があります。ここでは、排気処理方法の選択方法と各排気処理装置の特徴について紹介します。 |
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