230回 平成21年4月8日(水)14:30〜16:00 総評会館 404会議室 |
【講師】奥田舜治 氏((財)北里環境科学センター) 【テーマ】空気環境と微生物 「微生物による健康被害とその対策例」 【内容】 人をとりまく空気環境中の微生物は、我々人に対して多くの場合は共生的であり、人の生活と密着してバランスが保たれていますが、何らかの理由によりバランスが崩れたときに弊害が発生します。 その弊害の多くは、新しい技術や工事等によって発生しています。どの様な場合にバランスが崩れ、弊害が発生しているのか、その事例の一端をご紹介し、どの様な対策がとられつつあるのか等について、お話しいたします。 |
231回 平成21年6月3日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】齊藤 忠 氏(東京農工大学) 【テーマ】結晶シリコン太陽電池の最前線 「エネルギー&CO2削減施策として高い成長が期待される電子産業」 【内容】 太陽光発電市場は約10年前、日本の住宅設置応用で始まり、その後欧州の大規模システムに発展し、年率約40%で世界市場が拡大中である。その90%が結晶Si型太陽電池である。この講演では、まず市場動向について述べ、各種太陽電池の概要、結晶Si太陽電池との得失について述べる。ついで、製造されている単結晶および多結晶Si太陽電池の構造と特徴、太陽電池の高効率化技術について述べ、最大の課題である原料Si製造およびウエーハスライス技術の動向についても紹介したい。 |
232回 平成21年7月8日(水)14:30〜16:00 総評会館 402会議室 |
【講師】今野禎彦 氏(イカリ消毒梶j 【テーマ】各種製造施設における防虫管理について 「虫の言葉を読み取る、防虫管理技法」 【内容】 害虫駆除業務を通じて、各種製造施設の防虫管理の事例、昆虫類の生態を考慮した防虫管理技法、防虫機能の高い建物と防虫配慮、効果的な防虫モニタリング技法に関する提案、その他防虫に関する実務上の情報を説明します。 |
233回 平成21年8月5日(水)14:30〜16:00 総評会館 402会議室 |
【講師】後藤英司 氏(千葉大学大学院園芸学研究科) 【テーマ】植物工場の紹介と将来展望 「植物工場に必要な環境と環境制御技術、植物工場の未来について」 【内容】 植物工場は、気象の影響を受けずに周年的に野菜・花き等を計画生産するシステムである。すでに葉菜類では実用化されて商業生産が行われている。経済産業省・農林水産省は、植物工場の普及を目指して、今年度から補助事業・支援事業を開始した。本講演では、植物工場における空調・照明を中心とするハードウエア技術の紹介と植物工場を用いた農作物生産ならびに高付加価値植物生産に関する将来展望を解説する。 |
234回 平成21年9月2日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】真家未妃 氏(日本エアーテック梶j 【テーマ】ホルムアルデヒドと過酸化水素による殺菌についての比較 「ホルムアルデヒドと過酸化水素の現状」 【内容】 ホルムアルデヒド燻蒸は発がん性や残留物などの問題があるため、代替法として過酸化水素による除染が一般的となっています。本内容では、主にホルムアルデヒドと過酸化水素について、噴霧量と時間を変化させた時のガーゼ内部における滅菌効果や、塗装、樹脂及び金属等に対する耐腐食性など、実際に行った実験に基づく結果を報告します。 |
235回 平成21年10月7日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】一条和夫 氏(リオン梶j 【テーマ】粒子計測 「粒子計測の原理と特徴」 【内容】 粒子は、クリーンな環境の維持・管理をはじめ、生活環境や作業環境など様々な分野において測定されております。ここでは、電子工業に用いられるパーティクルカウンタを中心としてその原理や特性、使用上の注意点などについてお話し致します。さらに、近年、ナノ材料を用いた製品が多く生産されるなかでその健康影響も懸念されており、ナノ粒子の計測の必要性が言われております。従いまして、ナノ粒子の測定器についてもお話しいたします。 |
236回 平成21年11月11日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】東 哲也 氏(且Y業タイムズ社) 【テーマ】二次電池の技術動向と用途拡大 「CO2削減対策の切り札であり重要な要素である、二次電池が未来を切り開く決め手となる。」 【内容】 2次電池は携帯機器が主流ですが、最近では自動車、産業用機器、新エネ用途へと拡大しつつあります。他方、キャパシターも従来の携帯機器、瞬低、建設機械、工場内搬送システム用途から自動車、新エネなどの用途まで幅広く期待されております。この講演ではますます用途を拡大する2次電池とキャパシターについて概要、企業、用途、市場動向を中心に述べていきます。 |
237回 平成21年12月9日(水)14:30〜16:00 総評会館 402会議室 |
【講師】伊藤 昭 氏(潟rルディング・パフォーマンス・コンサルティング) 【テーマ】病院におけるエネルギーの合理的使用とサービスの両立 「低炭素社会の実現に向けた積極的な取組み」 【内容】 21世紀における地球規模の温暖化問題は、電気やガス等のエネルギーを大量消費している病院においても避けて通れません。病院のエネルギー消費実態の動向や部門別の特徴をはじめ、省エネ仕様の設備を実装する(ハード面)のみでなく、最適な運用を可能とするマネージメントサービス手法(ソフト面)に着目して、経費節減にも寄与する運用段階でのエネルギーの合理的な使用方法について、先進的な事例を交えて紹介します。 |
238回 平成22年2月10日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】片山博仁 氏(バイエル薬品梶j 【テーマ】無菌医薬品製造環境の微生物制御技術の変化 「医薬品製造における微生物管理の進むべき方向は?」 【内容】 無菌保証の考え方がより整理され厳格になるのに伴って、無菌室の設計は、従来のコンベンショナルなものから、RABS、アイソレーターの時代に移っていこうとしている。また、微生物の管理方法も迅速法が発達する中で、空中浮遊菌さえ迅速測定が可能になろうとしている。そこで、近年大きく変化してきた無菌医薬品製造における環境管理、微生物制御の考え方や技術の変化を概観し、今後の無菌保証の変化について考察したい。 |
239回 平成22年3月3日(水)14:30〜16:00 総評会館 502会議室 |
【講師】岩附研子 氏(東京大学医科学研究所) 【テーマ】新型インフルエンザとは何か? 「インフルエンザウイルスによるパンデミックの脅威」 【内容】 2009年3月に発生した豚由来の新型インフルエンザウイルス(Pandemic H1N1 2009)は、瞬く間に世界各地に拡がり、21世紀初のパンデミックを引き起こしました。 インフルエンザは、一般的な「風邪」とは異なり、数十年に一回の周期で、ヒトには全く免疫のない「新型インフルエンザウイルス」が出現し、パンデミックを引き起こします。そこで今回は、新型インフルエンザとは何なのか、お話しいたします。 |
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